サンタクロース そもそも誰なのか?

今年もクリスマスがやってきます。 街中もクリスマス一色。大きなクリスマスツリーが立ち、電飾が施され綺麗に輝いています。そして近くのケンタッキー・フライド・チキンでもカーネル・サンダースがサンタの格好をしています。 赤い服に白い縁どり。サンタ…

自由連想② お題:10円玉→5円チョコ

前回は10円玉について話したのでそこから派生させていこうと思います。 10円玉だったので、思いつく言葉をとりあえず並べてみましょうか。 10円玉の素材は銅。銅と言えば銀、金。あるいは赤銅色。銅像。緑青。殺菌能力。 書かれている図柄は平等院鳳凰…

聖アントニウスの火 怒りに触れれば正気を失い手足は腐る

※少しグロテスク注意 中世ヨーロッパで猛威を振るった病気がありました。 その名も聖アントニウスの火。 当時はなぜ起こるのかも定かではなく、ある日手足が赤く腫れあがります。そしてそれに伴い燃えるような激しい痛みが生じます。最終的に手足は腐ってい…

ハト 医者顔負けの乳がん診断能力を発揮

ハトは日本でも見られるごく一般的な鳥です。 他の鳥に比べて筋肉質なその姿は鳩胸なんて言われたりもします。 また時計の中にも鳩時計なんてものもありますね。とはいえどう見ても出てくるのはハトではなくカッコウなのですが。 そんなハトですが2015年…

ガラス 実はゆっくりと動いている、これは液体か固体か?

今日はガラスの特性についてです。 実は物理学の世界ではガラスは液体と固体の中間なんて言われたりします。 どう見ても固体な気がするのですが、一体ガラスはどういう理由で液体ともされているのか。そこら辺を見ていきたいと思います。 寒い日ありますが日…

結露 水はどこから発生したか

寒い冬になりました。 家でもストーブがたかれ、こたつが出て来ました。 これで暖かさは確保できた。しかし、そうなってくると心配になるのが結露です。 窓を確認してみるとやはり水滴が窓をびっしりと覆っていくのが確認できます。 子どもの頃はこの結露の…

自由連想① お題:10円玉

思いつくままに文章を書いてみる。 1回で1000文字程度まで自由連想。 多分何がお題になっても1000文字程度ならかけるはず。 と言うわけで今日は引き出しに意味もなく入っていた10円をテーマにします。 10円と言えば一番最初に思い浮かぶのが「…

ササクレヒトヨタケ 一日後には黒く溶けてしまうキノコ

寒さも際立ち鍋物の美味しい季節になりました。 シメジやエノキ、シイタケなど独特の歯ごたえや風味が色を添えます。 食物繊維やビタミンB群も豊富なので健康にも良さそうです。 キノコには不思議な特徴を持ったものがたくさんいます。 ふと考えるとキノコ…

マーズ・クライメート・オービター とんでもない勘違いで火星に堕ちた探査機

水・金・地・火・木・土・天・海・冥……。 今では冥王星は惑星から外され準惑星と言う分類になっているそうですが。 ちなみに準惑星とは「惑星以外の天体の内、自身の重力によって球形をつくれるもの」となっており冥王星を含めて5つあります。 その他はケレ…

紅葉 赤は足し算、黄色は引き算

紅葉の綺麗な季節になりました。 少し寒暖差が激しすぎる気がしますが、樹々はとても綺麗に色づき始めています。 春先や夏は生命力を感じさせる緑から、寒くなるにつれて黄や赤に移り変わっていく様は趣深いものです。 そんな紅葉ですがどういう風に色が変わ…

ノミバエ 首切り虫の残酷な生き方

ホラー注意です。 南米のある日。 アリはいつものように巣から出ていくと腹に痛みを感じた。 そこには小さなハエが居てこの痛みの原因のようだった。走り距離を空け何とか難を逃れるといつも通りの業務に戻った。餌を探し、仲間と隊列を組み、時には大きな敵…

マツカサウオ 停電で見つかった意外な特徴

この時期になると気に茶色の松かさ(松ぼっくり)を見かけます。 ちなみに地面に落ちた松ぼっくりはかさが開いていますが、ここに種が入っていました。それらを飛ばし役目を終えたものが地面に落ちてくるのです。ただ落ちるタイミングというものは決まってい…

ハルキゲニア② どっちが上でどっちが下!?古生物学者も頭を抱えた生物

この記事は takenaka-hanpen.hatenablog.com の続きです。前半がまだの方はこちらをご覧ください。 それではハルキゲニアの変遷を追っていきましょう。 1970年代になると新しい属としてハルキゲニアの名前がつきます。実はそれまでは既に存在していたカ…

ハルキゲニア① どっちが上でどっちが下!?古生物学者も頭を抱えた生物

古生物はお好きでしょうか。 古生物とは遠い過去の時代に存在していた生物のこと。 主に生存していた地質時代によって分類されます。代表的な地質時代と言えばジュラシックパークのタイトルにも使われた中生代のジュラ紀だったりするでしょうか。ちなみに現…

インフルエンザ菌 あの病気の原因と勘違いされた菌

最近新聞でもインフルエンザの名前を多く見るようになりました。週ごとに患者数が増えているようでこの傾向は続くようですね。 先に断っておきます。 巷を騒がしている流行性感冒インフルエンザはウイルス性の疾患で病原体はインフルエンザウイルスです。な…

ロクショウグサレキンモドキ 木が青く染まっていく

今回の記事ではロクショウグサレキンモドキをご紹介します。 漢字で書くと緑青腐れ菌もどきなので名前からして渋滞を起こしています。 最初に言っておきますがキノコです。 緑青(ロクショウ)とは銅が参加した際に形成される青錆びのことです。皆さんも古い…

ハネジネズミ 限りなくネズミに近い姿のどちらかと言えばゾウに近い生き物

皆さんは世界最小のゾウをご存知でしょうか。 それはボルネオゾウです。ボルネオピグミーゾウとも言います。 ちなみにこのピグミーとはホメロスの書いた『イリアス』に出てくる小人族ピュグマイオイに由来します。肘から指先までの大きさおよそ35cmほど…

牛乳 どうしてバターは黄色なのか?

牛乳からバターやチーズができるのは何だが納得がいかないと思いませんか? 最初は白色だったのにどうして最終的に黄色になってしまうのでしょうか。 実は結論から言ってしまうと牛乳は黄色の液体です。これは牛乳に含まれたカロテノイドの色です。なのでバ…

プラチナコガネ 空飛ぶ貴金属

コガネムシは日本でも一般的な甲虫で都市部に暮らしていてもその姿をよく確認することができます。 何気なく観察して見ると緑のものが居たり、赤っぽいものが居たり、黒い背中に白い斑点が浮き出ているものなどそのバラエティーの豊富さに驚かされます。 ち…

ロクロクビオトシブミ 妖怪の名前をもらった昆虫

皆さんはオトシブミと言う昆虫をご存知でしょうか。 漢字で書けば落とし文となります。辞書を見てみますと何やら言いにくいことを書いて人目のないうちに落っことしておくと言った少し後ろめたい印象の言葉のようです。 何とも殺伐としていますね、脅迫や風…

ミラー・オーキッド ハチにそっくりな花で誘惑する

ミラー・オーキッド ハチにそっくりな花で誘惑する 春になると色とりどりの花が咲くので見ているだけ楽しくなります。 この色はただ美しいだけではなく花粉を運んでくれる生物へのアピールになっています。ここに美味しい蜜がありますというのを表しているわ…

アリマキとアリ 支配者は誰なのか?

アリ植物というものをご存じでしょうか? アリ植物はアリと共生するのを選んだ植物の中でも特にいつも離れず一緒に暮らすようになったものを指します。熱帯域に生息しており日本ではまだ厳密にこれだという種は存在が確認されていません。 アリが棲むための…

私という存在はどこまで複製できるのか

人間の意識を神経同士の発火パターンに置き換えてみる。 ひとつのニューロンが発火しそれがさらに次のニューロンを発火させていく。一本のニューロンはいくつものニューロンと連携しているから発火のパターンはみるみるうちに広がっていく。 仮に技術が発展…

ソクラテスはカウンセラーになれるだろうか?

ソクラテスをカウンセラーにしようとすると型破りなカウンセラーになってしまう。 というのもソクラテスはいつも「私は真理について何も知らない」と信じているし、それに相談に来る人に対しても「あなたも真理について何も知らない」と信じている。 だから…

心理的難民

心理的難民 去年渋谷で起きた通り魔事件のことを書いてある日記の内容まとめ直してあげることにした。犯人は埼玉県の女子中学生で15歳。被害者は19歳の女性とその母親。 幸いにも死者は出なかったとネット記事ではみたがあの後どうなったのだろうか。 供述に…

ポテトデラックスを食べた話

以下、妄想。 パッケージには「金貨のようなポテトチップス」と書いてある。今回購入したのはサワークリーム味で緑のカラーリングのパッケージになっている。 3cmから4cmで不揃い。円形もあれば楕円になっているのもある。もっとも特徴的なのがその厚さ…

学ぶ 真似ぶ ミームの選択

誰でも最初は真似から始まる。そもそも学ぶという言葉は真似ぶから転じたものだという。この生まれたら必ずできる生物が遺伝的に受け継ぐ遺産というものには限りがある。例えば卵から生まれたばかりのひなはその時点で鳴くし、動くものを親として認識しつい…

ドーナツの穴を残して食べられるのか?

ドーナツが安く売っていた。 山崎製パンのケーキドーナツ。プレーンとココアが二つずつの計四つ。 ドーナツの穴だけを残して食べるにはどうすればいいという有名な問題があると知り、私も考えてみる。 さて、そこでまず気になったのだけれどもドーナツの穴は…

青空文庫読書日記④ 感想『蠅』横光利一

はじめに 青空文庫には膨大な作品が公開されているため偶然の出会いというのが楽しめます。全体の作家名、作品名を眺めていって気に入ったものを読み始めるわけですが、見知らぬ土地へ気軽に旅行に行くような感じがあって面白いものです。少し残念なのは青空…

アリによく似た生き物③ シロアリ

人間は様々な物を食べて毎日を過ごしています。三大栄養素に数えられるのは炭水化物、タンパク質、脂質です。これらの物質は体内に入ると特定の酵素によって分解され(異化)、体内に必要な形に変換(同化)され利用されています。 よく耳にする栄養素に食物…