2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

犀角 江戸時代のユニコーンはサイだった 

昨年、マイコプラズマ肺炎を患い一週間ほど高熱と痰に苦しみ病床に臥せりました。幸い原因が分かり抗生物質が投薬されてから急速に回復しました。時代の恩恵を感じつつ、最近猛威を振るっている新型コロナウイルという未知の病原体との戦いの行方を案じてい…

矛盾 韓非子は何を伝えたかったのか?

矛盾 韓非子は何を伝えたかったのか? 戦国時代のこと、楚の国の商人が盾と矛を売っていた。 商人は盾を指し「この盾はどんなものでも突き通せない」というや、矛を見せ「この矛に貫けないものはない」という。 それを見ていた客が「それじゃあ、その矛でそ…

クマノミ_ニモが絶滅してしまう?

クマノミ_ニモが絶滅してしまう? ディズニーの映画2003年公開の『ファインディング・ニモ』は人間の手に渡ったニモを助けるため、ニモの父マリーンと忘れっぽいナンヨウハギのドリーが様々な冒険をする物語です。 ところでニモは一体何という種類の魚かご…

青空文庫読書日記② 感想『桜の樹の下には』梶井基次郎

青空文庫読書日記② 感想『桜の樹の下には』梶井基次郎 本日は梶井基次郎の『桜の樹の下には』を読んだ感想です。高校の教科書で『檸檬』を見て以来大変気になっていた作者でした。丸善の地味な配色の画集達の中で燦然と輝く檸檬、しかもそれが爆発するぞ、と…

心拍数1000回、世界最小の鳥 ハチドリ

心拍数1000回、世界最小の鳥 ハチドリ 小さな鳥と言えばメジロやスズメ、ウグイスなどが日本ではメジャーでしょうか。それでもメジロは全長12㎝ほど、スズメは14㎝、ウグイスはオス16㎝、メス14㎝ほどあります。 今回紹介するのは全長が親指ほどの4~6㎝しか…

ナメクジ 貝殻を失くした巻貝

ナメクジ 貝殻を失くした巻貝 梅雨に入りじめじめとした天気が続くと、いつもは植木鉢の下でひっそりと暮していた生き物たちが、今だと言わんばかりに外出しているのを目にします。 例えばプランターのシソには、てかてかと輝く跡があります。これを辿ってい…

ピンノ 貝の中で悠々自適な引きこもりライフ

ピンノ 貝の中で悠々自適な引きこもりライフ あさりのお味噌汁を食べていると、貝の中に小さなカニが入っているのを見かけたことはないでしょうか。白みがかった姿、脱皮したてのような柔らかい甲羅、可愛らしい?瞳。昔、親からは「アサリが食べたカニが入…